こんにちは、まことです。先日尼崎市のアパートに引っ越してきました。が、住んでみたらこの物件、窓に網戸がありませんで。蚊や羽虫の心配なく窓を開けたいな、粘着テープやらなにやらで網を貼るのは窓の開け閉めに支障があるな、網戸がいるな、おっホームセンターで網戸ごと売ってるわ、でも１万円くらいするな、……自作するか！、ということで作ってみました。今回はその顛末のご報告です。
網戸の網の部分は問題なくホームセンターで買えるのですが、問題はその枠、サッシ部分。金属製の必要はないけど、形状保持できる強度が必要。同時に、自分の手で工作できる程度の加工しやすさも必要。いろいろ考えまして、『ハモニカーボ』という商品名の、固めのプラスチック製のダンボール状構造の板を張り合わせて作ってみることにしました。ホームセンターで入手できる、透明・９１０×１８２０×４ｍｍのものをチョイス。
まず網戸を設計します。固めといっても１枚だけでは強度が足りないので、板材を２枚、部分的に３枚、重ねるようにします。網戸サッシ枠全体となる部品をまずとって、残りから補強用の部品をとるようにします。実際の窓枠のサイズをもとに部品各所のサイズを決めていきます。模式的にはこんなかんじ。
決めたサイズに合わせてカットします。厚めのカッターで何度も刃を入れれば切ることができます。繊維を断つ方向にカットするのは手間がかかりましたが。
カットした部品を組み立てていきます。まず網戸サッシ枠全体となる部品に両面テープを貼って網を貼って仮止めのうえ、網をカット。その上から接着剤を塗って、補強用部品を貼っていきます。サッシ上端には支え用の金具（金属製フックを曲げました）を入れ、サッシ下端にはプラスチック製レールを入れて、普通の網戸同様に開閉自在にしました。部品にはアルミ製粘着テープを各辺に貼って開口部を閉じ補強をしました。またサッシの数ヵ所にキリで穴を開けて小型ボトルを通して留めて補強しました。
窓枠にはめてみると、もう５ｍｍかそこら縦サイズが足りなかったので、プラスチック製レールを入れてサイズを補いました。また材がたわむせいでガラス窓サッシとの間に隙間ができるため、磁石を貼ってガラス窓サッシとの隙間を狭くなるようにして、さらに隙間を埋めるブラシ状テープを貼って、完成です。
外観は手作り然としてあまり良くないですが、実際に窓枠にはめてみると、いちおう隙間なくはまり、開閉にも支障なし。１週間ほどたって、雨風にもさらされましたが、今のところは問題なく耐えています。年単位でもってくれるかどうかは不明、要経過観察です。
使用したハモニカーボ、網、両面テープ、アルミテープ、接着剤、ボルト、などの材料代が計７０００円くらいでしょうか。……作業時給や耐用年数の不安を考えると、出来合いの網戸サッシをホームセンターで買うほうを人様にはお勧めします、はい。
というわけで、正しく機能する網戸を楽しくＤＩＹできました、自己満足できて、よしとします。ではでは。
