というわけで、2021年2月から2024年7月にかけて、単身赴任中の東京日本橋から、家族のいる兵庫県西宮まで、総計610kmほどを、15日間かけて、日を空けて継ぎ足し継ぎ足しで歩いて、踏破できました。企画説明はこちら→【東京から西宮まで歩いてみる】企画説明 - まことさんのやってみるブログ。
ガチガチにこだわったわけでもないですが、だいたい旧東海道を辿るルートになりました。あるいは国道1号線とか、JR東海道線沿いとか東海道新幹線沿いとか。道なりに行けば自動的にそうなるかんじでした。東京日本橋をスタートして、箱根駅伝ルートを辿って箱根の峠を越えて、大井川を渡り、関の街並みを見たくて名古屋から少し南へ下って、鈴鹿峠を越えて、京都へ入り、兵庫県西宮の甲子園球場がゴール。
そりゃまあ大変な思いもしましたけど、事前に心配したほどには、体力的精神的に厳しくなかったな、という印象です。いやほんとに。雨の日や、最終日を除いて酷暑の時期も避けていたし、様子を見ながら距離をセーブしたり日を空けたりで、体力的に本当にしんどい局面には合わずに済みました。しょせん趣味なんだしトシだしムリしたらあかん。メンタル的にも、ゴールはよく見えないけど一歩歩けば自動的に一歩分ゴールに近づいている、というシンプルさは、案外私に合っていたようです。あ、一日必死に歩いても車だったら1時間だよなーというのは時々メンタル削られました。
また、結局のところ歩くだけなので、けっこうヒマだなとも感じました。イベントタイム・ポイントなんてそうそうない! 京都のあたりは例外的に観光名所が多くて楽しかった。ヒマな時間は、そうですね歌とか歌ったりビール飲んだりして歩いてたかな。
とくに印象的だったことをあげていくと……、○箱根駅伝ランナーの偉大さ・箱根山登りのしんどさ、○神奈川静岡あたりの富士山の見事な景色、○静岡名古屋のうなぎのおいしさ、○三重県関の街並みやゲストハウス『石垣屋』さんでの異世界感、○京都の庭園や桜の名所めぐり、などなど。それと、一歩一歩でも15日間テクテク積み重ねていけば、610km先にもたどり着くもんだなーという、陳腐ですが具体的な実感とか。
というわけで、けっこう楽しかったしムリなものでもなかったしで、東京から日光まで、また別の歩き継ぎ旅企画を進行させている状況です。『たどり着いたら そこがスタート』です。コツコツ一人で楽しませてもらいます。……いや、歩きばっかりというのも体力的時間的にしんどいので、自転車での輪行旅にも興味が出てきたので、そちらに浮気するかも。
以上、3年半か、お付き合いいただきありがとうございました!